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私の通っている小説教室は、各自作品を提出して、その次の回で1人ずつコメントし最後に先生が講評で〆る、という流れだ。

受講して半年くらいになる人がいる。Aさんとしよう。Aさんはいつも一番前、先生の目の前に座る。別にそれに関してはぜんぜん問題ないと思う。むしろ気合い入ってるんだなぁと。

しかし、Aさんの気合い、やる気は、自分の作品の講評に関してのみである。

Aさんは毎回作品を提出している。結構長めなのもあって、純粋にすごいなぁと思うんだけど、他の生徒さんの作品を読んでこないのだ。

自分の番になると「未読です」「途中なので」がほとんど毎回である。

そりゃ、他の生徒さんの作品を読むことで自作を書く時間が足りなくなるから後回しにしたい気持ちはわかるよ。(たまに原稿用紙400枚とか出す人いるし)

しかし、ほぼ毎回それってどうなんだろう?と思わざるを得ない。

読むことも勉強だと思うし、それ以前にもともと他者の作品を読む気がないことを態度で表明するのは失礼である。自分のは講評してもらうっていうのに。

仲が良くてよくしゃべる方も「Aさんって先生の(自作への)コメント以外はどうでもいいんだね」ってぽろっと言ってたし、あっモヤモヤしてたの私だけじゃないっぽい、と思った。

私は謎のポリシーから絶対「未読です」をやらないようにしているので、なおさらそう感じるんだと思う。熱意があるのはいいことだけどね、ほんとに。

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