ざっくりあらすじ
「何でもやってやろう屋」を自称する主人公・成瀬将虎。
ある日、舎弟のキヨシからの頼みで、キヨシが想いを寄せる愛子の話を聞くことに。
愛子は「おじいさんが亡くなった」という。
「事故死でなく殺されたのだと思う」と語る。
蓬莱倶楽部という老人に健康グッズを売りつける団体に、おじいさんはカモにされていたのだ。
愛子から蓬莱倶楽部を探るように依頼される元探偵の将虎。
そんなある日、電車に飛び込み自殺を図ろうとした女性・麻倉さくらを助け、二人は運命の出会いを果たすが……。
感想
だまされた。
これにつきる。
記事にしておいてなんですけど、これは一切の情報を仕入れず読んでいただきたい。
なので内容については語りません。
読後にいろんな人の感想を知りたくてググったところ◯◯◯◯◯◯◯本としてかなり有名な作品だったんですね。知らんかった。でも知らなくてよかった。
ネタバレググらないでくださいよ!!絶対ですよ!!人生損しますよ!!読んでからググってください!!
全てが明らかになってから、引っかかったところもすべて解消されるあの快感。
ただ、読後に「気持ち悪い」と感じる人も多くいるみたいですね。しかし、その気持ち悪さ自体がある種のメッセージであり、タイトルの「葉桜」にかかってくる大事な部分。
派手なミステリを読みたい人向けではないかもしれないけど、文体も易しく、読書の習慣がない人にもいいかもしれません。
だまされてください。