教室で、ごく一部(2人)の親しい生徒さん以外には詩を書いていることを内緒にしている。
先生が「詩人に小説は書けない」という主義の人だからだ。
生徒さんの中に詩人がいて、先生はその人に詩を捨てるよう告げた。その人は素直にそうしたが、私はそんなこと言われたらたまったもんじゃないので内緒にしているというわけだ。
つまり、私は詩を捨てたくないという明確な意思を持っている。かといって、小説を捨てるのか?と言われたらそれも同じくらい無理な話だ。
お世話になっている詩人さんに、酒の席で(だからおそらくご本人は覚えていないだろうが)「くにさんちゃんとした詩人になりなさいよ」と言われたのが印象に残っている。
ちゃんとした詩人とはなんだろうか。ずっと考えている。そもそも詩人の定義とは?詩を発表したら詩人?(これ前もブログに書いたかも。答えが出ない)
もし、ちゃんとした詩人になる=小説を捨てるということなら?なんてうっすら考えたが、たぶんそれはお世話になっている方は想定していないよな。(顔を合わせるたび小説の進捗を訊いてくださるから)
まあともかく、いずれ、どちらかを取ってどちらかを捨てざるを得ない状況に陥る可能性を考えてしまうんです。でも嫌ですね。それは。どっちも両立したいです。両立できることを証明したい。まあその割には小説と詩とで筆名変えているんですけどね。