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この記事は 2019/11/02 18:50 にnoteに投稿したものの転載です。

京都1日目〜過去の自分との対峙。心がぴょんぴょんするんじゃ〜〜

明日、とっても面白そうな詩のイベントがあるので、思い切って千葉から京都にやってきました。

明日の夕方のイベント開始までは全くの一人、ゆるーく、1日目は嵐山、2日目は祇園をフラフラしようということだけを決めて、成り行き任せの旅です。一人だといつもそう。

そんで、宿泊先の店員さんがものすごく親切で、宿泊先に荷物預けた時に嵐山への道を3パターン案内してくれたんですね。私は市バスの嵐山行きに乗ることにして…んん?

嵐山・大覚寺行き

大覚寺…覚えのありすぎる名前です。その割にはその瞬間まで綺麗さっぱり忘れていたんだけど、思い出してしまえば、行くべきか予定変更しないで嵐山で降りるべきかでぐるぐる悩みはじめます。

2、3年前、流行語大賞の候補にもなったので、ご存知の方もいるかと思いますが、「刀剣乱舞」というブラウザゲームがあります。日本刀がイケメンに擬人化されてて、そいつらを育てて戦うってゲームなんですけど。昔オタクやってた頃に、私もプレイしていました。うん、私オタクだったんですよ。過去形じゃないかも知れんけど。オタクコンテンツからは長らく遠ざかっていますが、単に興味がゲーム等から文学に完璧に移ったという感じなので、性根は変わってないですね。オタクは元オタクになるだけで一般人にはならない、とどなたかのブログで読んだけれど、まったくその通りと思います。

まあそれは置いといて、大覚寺。膝丸という刀剣があります。だから、記憶にあったんですね。この刀剣乱舞の膝丸という青年がまあ非常に可愛い奴でして、いわゆる推しというやつですね。当時、大覚寺にすごく行ってみたかったんですよ。

過去の自分との対峙。行くべきかやめるべきか…

とか思いつつ、バスの中で 大覚寺 観光 とか調べて、自分を素直にわあ面白そうと仕向けて、行かない理由を潰していって(逆に素直じゃないなあ。屈折してますね)まあ、終点の大覚寺まで乗っていったわけです。(運賃が嵐山までと大覚寺までで変わらなかったことも背中を押してくれた)

で、拝観料を払うときに、まだ謎の意地(私はもう完璧にオタクではないのよとやはりどこかで思いたかったんだと思う)で、通常の参拝料を出そうとしたところ…
受付の方「特別名宝展は大丈夫ですか?」
私「なにが見られるんですか?」(すっとぼけ
受付の方「膝丸が見られます。」
あまりの即答っぷりに驚きを隠せませんでした。でも、なんというか「さすが大覚寺」と思いましたね。かつて、この大覚寺さんは刀剣乱舞とよろしくやっていて、お守り等の販売コーナーのところに刀剣乱舞の膝丸のファンアートを添えたりとか(お寺の方が描かれたらしい素朴で可愛らしいタッチ)膝丸グッズを量産したりとか、まあ、膝丸目当ての参拝者に慣れているんでしょう。
膝丸と書いていますが、本来この刀剣の今の名前は「薄緑」であるはずです。ファンタジックな逸話がたくさんあるから、この刀はコロコロと名前を変えられたんですね。最終的に「薄緑」に落ち着いたんですけど(たぶん)刀剣乱舞では膝丸ですし、大覚寺さんも膝丸(薄緑)でした。
さすがにというのか、ファンアートはもうなくなっていたけど、膝丸の絵馬が。やはりよろしくやっている。

名宝展で私の次に膝丸に近づいた女の子が「膝くんが手招きしてるよー」と連れの人に言っていました。どう考えても同類です。そんな言葉が耳に入って、手招きかぁ…そういえば推しの刀で観にいったことないのって膝丸だけだったなぁ、と気づき、まあ必然的に呼ばれたんだろうなと感じました。(イタタ…
刀剣乱舞どうこう置いといても、日本刀眺めるのって本当に面白いんですよ。知らない刀でも、機会に恵まれたら、可能な限り観に行くことにしています。こんなに美しいものはそうないです。人を殺しているはずなのに、不思議です。宝石より綺麗と思う。

まあ、それを脇に置くとしても、大覚寺本当に素晴らしいお寺でした。嵐山をバスで通り越していったときに「わあ…なんか私の中の京都と違う」と思ったんですが、大覚寺は全てにおいて「そうそう!!これが京都だよね!!」みたいなオーラに包まれていました。
(嵐山をdisってるわけではないんですよ…イメージとだいぶ違いましたが、それも含めて嵐山に行ったのもほんとにいい経験だったと思ってます。川や竹林の美しさ半端なくて感動しました)
拝観といっても、順路が決まっていて、お寺さんで祈るというよりは、博物館を巡るような気持ち。そして仏像様たちの力強さに思わず襟を正しました。

過去に好きだったものと時間を経て対峙するって、実はそうないことだと思うんです。旅は何かを変えてくれるといつも思いますが、うーん、大覚寺に行ってよかった。

今、宿泊先でゴロゴロしながら体力回復がてらこれを書いてます。取り留めのない記事で申し訳ない。これから夕飯と銭湯に行こうと思うんだけど、もう寝たいなー(早すぎ)(現在18:40)
明日の詩のイベント、本当に楽しみです。朝は早起きできたらお寺のお勤めを体験しようと思っています。気が向いたら、明日のこともまた記事に書きますね〜。

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