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母に言われた。あんたそろそろ(実家の)自分の部屋のクローゼット空っぽにしなさいよ、と。

たくさんの、自分が書いたものが眠っているクローゼット。無印良品の藁半紙でできたお絵かき帳に描いた漫画とか、小説未満の散文や、誰も見てないのにもかかわらず読者にむけて書いたコメントとか。

すっげえ見たくない!!!!!クローゼット開けたくない!!!!

見ないふり見ないふり……と逃げてきたけども、そろそろお縄につく頃合いのようです。

でもね、捨てたくはないんですよ。これは不思議な感情。矛盾しているけど、それらが存在していると落ち着くというのか。かといって今の家に持ってくるのも、キッツイものがある。置く場所ないし。

できることなら、開封されることのないタイムカプセルのように、永遠に眠っていてほしい。目にしたくないけど存在しててほしい。

いやあ、マジで読者(非実在)に向けたメッセージとかキッツイ……。

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