昨日、ほぼ半日かけて、小説教室のある作品を読破した。
原稿用紙500枚以上ある大作で、これがもうものすごくクオリティが高い。たまに、なんであなたここにいるの?(=プロになってる方が自然じゃない?)って疑問に思う人がいる。
私はよく他の生徒さんや先生から「書かなさすぎる」という指摘をもらうんだけど、この方の作品を読んで、登場人物の掘り下げ方とか、そうするに至るまでの細かい人物造形の仕方とか、色々なことが勉強になった。
いや、そんなことはどうでもよくて(よくはないけどまあ脇に置いて)読了後素直に「豊かになった」と感じたことが大事。
なんとなくこう、稲穂の揺れる田んぼを見ている時のような、心に豊かさが湧いてくる感じというのか。耕されてるというのか。
いいものを読むと、読む前とは違う景色が見えるというか、変わりますよね。なんか、視点というか視線が。物の見方が豊かになるんだろうな。
多くの人に読まれてほしい作品だなぁ。プロになってほしいなぁ。これだから教室は辞められないな。