昨日、ポメラを持っていき、スタバで小説を書いていた。
何度も書き直しているものだから話の大筋は決まっており、新しい考え抜いた試みをしてみる段階のものだ。その書き出しを。
残酷さの中に美しさが生まれる。
思いの外没頭して、2時間が過ぎていた。私の通うスタバはテイクアウトのお客さんが店内で過ごすお客さんより目に見えて多くて(コロナ前からだと思う)長居にあまり罪悪感がない。
小さな2人掛けのテーブルに陣取りぽちぽちやって、キリのいいところだし帰るか、と立ち上がった時。
自分の真後ろのテーブルにて、メッセージカードを一生懸命書いている女の子。
この子、○○ちゃんみたいだなぁ。(○○ちゃんは保育士なのでそういうことをする頻度が高い)ん?ていうか○○ちゃん本人じゃない!?
で、ジロジロって感じにならない程度に顔を確認しようとしたけれど、彼女が俯いていたのとメガネ、マスクでまったく顔がわからない。
トイレも我慢していたし、そのまま帰る。
帰ってから○○ちゃんに、今日スタバいたよね?前のテーブル私だった、と送ったら、やっぱそうか!と返事。
私が俯いた上にメガネとマスクだったという全く同じ理由で、彼女も私だと断定出来なかったのだ。
まあ、そんなほんの些細なことだけど、コロナ禍ならではな感じがした。○○ちゃんとは、コロナ前はスタバで偶然会ってそのあとカラオケに繰り出す、ということがままあったので。
今度カラオケ行こうね、じゃなくて、近況報告しあおうね、という彼女からのLINEに、なんか物悲しさを覚えた。