仕事で、この4月で特別支援学校の中学部に上がった女の子と絡むんだけど、ある日彼女が時計のおもちゃを持ってきた。
時計が嫌いな子なので驚きつつも、それで遊んだ。
オーソドックスなアナログ時計の形で、針をぐるぐる動かせるおもちゃだ。
彼女は数字がわかるけど時計が見られないので、特に長い針について説明した。
12がゼロで、1.2.3.4……(カチカチと長針を動かしながら)5。これで、数字は1だけど、時間は5分だよ。
ふんふん、と興味深く聞いてくれるので、思わず説明にも熱が入る。
しかし、やはり一筋縄ではいかない。じゃあ30分はこれだね!と彼女が示したのは、短針が3で長針が10。3と10で30。
うーむ……。でもさぁ、たしかに時計って理不尽だよな。数字の上では1なのに5分だなんて。理不尽じゃね?
たしか、時計の見方って小学一年生の一番最初の授業でやったよな。(私は幼稚園ですでにやってたけど)結構みんな混乱してた覚えが朧げにあるなぁ。
知的障害あって、アナログ時計は読めないけどデジタル時計なら読めるってケースはたまに聞くけど、なんだか妙に納得してしまった。たしかにデジタル時計に理不尽さはないね。
ちなみに私はアホなので、アナログ時計で数字がローマ数字だと軽く混乱する(笑)