課題図書:太宰治『満願』
主催者含め、5名の方にご参加いただきました!ありがとうございました!
まずは自己紹介やアイスブレイクを行い、緊張をほぐします。
今回はzoomでの開催でしたので、共有画面で青空文庫を映し、参加者で音読していきます。
個人的に、このみんなで音読という行為のおかげで、小説の前半部分をやや読み飛ばし気味に黙読している自分の癖に気づけました。
そして、感想を出し合います。今回の課題図書は私が提案したので、私としては馴染みの深い『満願』なのですが、今まで気にも留めなかったところに発見がありました。
たとえば「ふびんに伺う」という言い回しがあるけど、これどういうこと?と話題になり、ググって調べたり、各々の解釈を述べたり。
その後、私の拙い発表を皆さんに聞いていただきました。
「満願〜与えられた幸せ〜」というタイトルで10分くらいお話しました。
内容は、この作品にこめられたエロティックな一面や、書かれた時の太宰の私生活、国家の動向など。
そのあと、今度はディスカッション。白熱しました。『満願』の話はもちろん、太宰と不倫の話に絡めて、環境が変わると生活も変わるのか?とか一つの作品に囚われない大きな議論に発展していきました。
あと今回は書き手の多い会になったので、『満願』に潜んだ国家の動向への言及、今でいうならコロナ禍という情勢ですが、それを創作するかしないか?という話題でも盛り上がりました。
次回予告をして、おしまい。楽しい楽しい二次会へ……(笑)
ゆるのほ読書会、次回はこのような感じです。
興味もっていただけた方は、気楽な気持ちでDMください!@yurunoho_hon