陶芸教室の先生が保護犬を飼っている。足が不自由だが人懐っこく、可愛くて、でもなんだか切なくなる。
なんで、こんな愛らしい存在が保護に至るような仕打ちをされなきゃいけなかったんだろう。ふと、私のスカートの裾がワンちゃんの体に触れたら、大袈裟にきゃうん!と吠えて逃げた。かなり怯えていて、保護される前に蹴られたりしたのかなぁと思った。
しかし、私は人のことを責められない。何度かこの話しているかもだけれど、小さい頃両親の離婚で家を出たら、その家の犬が保健所で殺処分されてしまった。最後まで飼ってあげられなくて、苦しい思いをさせた。殺処分は安楽死ではないらしいから。
もし、犬を飼うことがあったら保護犬を飼うと思う。しかし、私はやはり上記の件で自信がない。持病もあるし、最後まで飼ってあげられなかったらどうしようという思いが強い。
陶芸の先生は「しのごの言わずに飼いなさい」って言ってたけど、これはしのごのいう話だと思っている。
せめて、何か手伝えることがあればと思った。だから保護犬に関するボランティアをしたいと思っている。飼育ボランティアは荷が重いけれど、譲渡会の手伝いなどならできると思う。
犬を助ける力になりたい。過去のことを考えると、もっと早くそう思うべきだったかもしれない。でも、向き合うのが嫌だった。だけどまだ遅くない。