以前宣言したとおり、安吾の作品を読み進めていましたが、来月仲間と三鷹に太宰巡りする予定ができたので、急遽太宰月間に切り替わりました。
今日はちまちま読み進めてたこの文庫をちょうど読了しました。はからずも桜桃忌。太宰の人生に思いを馳せます。
私太宰そんなに読んでなかったんですね。人間失格とか斜陽とか、あと有名な短編をちょっとだけくらい。だから新しく仕入れてきましたよ。ありがとうブックオフ。
で、この「そんなに読んでない」についてもの申したいことがあるんですけど、古典って読めば読むほど偉いんですかね?
忘れもしない今年の一月、飛行機の中で梶井基次郎の檸檬の文庫を読了したのでツイッターで呟いたんですよ。
そしたら「檸檬今まで読んでなかったとか雑魚ですねwww(要約)」とかいうクソ引用リツイートが飛んできたんですよ。
なんかそのひとは何度か上から目線で私をおちょくったような引用リツイートしてきてた人だったんですけど、私あまり怒らない性格だから「不勉強ですみません。ご愛敬ということで」みたいに大人の対応リプをしてたんですよね。
でも、これはさすがにキレてブロックしちゃいました。
たぶんあの人は、頭の悪い女をおちょくることに楽しみを感じていたと思うんですけど、我慢ならんかった。
ぶっちゃけ、檸檬は青空文庫でとっくの昔に読了していて、あくまで文庫本全体についての読了を呟いたんですってリプしようと思ったけど、だめだった。
文学は娯楽で癒しですよ。癒される側がなにをどうしてもいいんです。もちろんいつなにをどんなタイミングで読んでも自由なわけで。
あの有名な文学YouTuberさんが古典を読まないこと公言したときも、叩いていた人がいましたね。
なんか悪いんですか?若いうちから古典いっぱい読んでおくことがそんなに偉いんですか?
読書は縁です。読むにしかるべきタイミングでその人の前に現れるもの。知識をひけらかしマウントをとる材料にするのはかなりよろしくないと思うわけです。
偉そぶりたかったらよそのフィールドでやってくれ。